さあ、いよいよグランプリだ。
少なくとも私の競馬歴からはこのレースについての傾向というものが出てこない。
その年の菊花賞馬が強いという印象があったが、過去5年で2着以内に入ったのはディープインパクトのみ。
名手が来る、と、言っても、グランプリに三流の騎手は出てこない。
西高東低もこのレースに限っては通用しない。
かつて蛯名が
「マンハッタン(カフェ)とアメリカン(ボス)で馬券を買ってもいい唯一のレース」
と、したように、なんでもアリなのかもしれない。
素直に好きな馬の単勝を買って観戦するのが一番かもね。
1-1 カワカミプリンセス(牝5、横山典弘・西浦勝一)
エリザベス女王杯では貫禄を見せ付けた。牡馬相手でも悪くないとは思うのだが・・・
2-2 ベンチャーナイン(牡3、柴田善臣・小桧山悟)
長距離を2戦惜敗してここというのは厳しい。騎手もとりあえず有名どころ選んでみました的な雰囲気で・・・
3-3 コスモバルク(牡7、松岡正海・田部和則)
注目馬だったころから有馬とは相性が良くない。JCブービーの今、上積みも見込めず・・・
3-4 エアジパング(セン5、藤田伸二・藤原英昭)
気ムラだがスタミナはある。父エルコンなら馬場が緩んでもそこそこやれるだろう。
4-5 フローテーション(牡3、C.ルメール・橋口弘次郎)
かつて菊花賞馬が活躍したレースであることを思えばこの馬にも権利がありそうだが、
距離短縮は残念ながらマイナス。あとは名手がどう乗るか。
4-6 エアシェイディ(牡7、後藤浩輝・伊藤正徳)
安田4着の馬がオールカマー5着。つまりは距離が長いということだ。さらに距離延長では見込み薄だろう。
5-7 アルナスライン(牡4、O.ペリエ・松元茂樹)
古馬G1実績は宝塚記念10着のみ。
長距離に良績があるとは言え、ペリエが乗っていなければ消していただろう。
5-8 スクリーンヒーロー(牡4、M.デムーロ・鹿戸雄一)
アル共杯では勢いを重視したが、まさかそのままJCまで勝ってしまうとは。
強く推せる理由と言えば2500m勝ちがあるというところか。
6-9 メイショウサムソン(牡5、武豊・高橋成忠)
引退レースということで馬券は売れるだろうから妙味は無いが、ひと雨くれば俄然有利になる。
6-10 マツリダゴッホ(牡5、蛯名正義・国枝栄)
いまどき、中山7.1.1.1なんていうわかりやすい馬がいるんだね(苦笑)。
左回り0.0.0.4ながら、前走はJCで4着に入った。今回は当然それ以上だ。
7-11 ドリームジャーニー(牡4、池添謙一・池江泰寿)
末脚勝負で勝てるレースではないが、ヒシアマゾンやディープインパクトのように2着ならある。
7-12 アサクサキングス(牡4、四位洋文・大久保龍志)
天皇賞・JCと8着。それはいい。捨てレースが好きな厩舎だ。
ただ、距離が伸びたのに1着とのタイム差が開いたというのはちょっと不安だ。
8-13 ダイワスカーレット(牝4、安藤勝己・松田国英)
牝馬の距離適性は古馬になって縮むもの。そもそも得意は2000m前後のはず。
昨年以上を期待するのは酷だが、なにしろ完全連対馬。連は十分にある。
8-14 アドマイヤモナーク(牡7、川田将雅・松田博資)
日経賞3着が示すように条件はいいが、決め手に欠ける。ステイヤーズSに出ていれば大本命だったのに。
内に前科のある厄介さんが集まった。
不利なくレースできるのは中より外の枠か。
本命は昨年の覇者・マツリダゴッホ
夏以降は完全にここ狙いのローテーション。
陣営の思惑通りにいくかどうかはわからないが、連覇の可能性は十分ある。
対抗にメイショウサムソン
今年の天皇賞・春を2着。宝塚記念を2着。メンバー的に実績は上位だ。
凱旋門賞に挑戦した「日本代表馬」の人気が落ちているなら買いだろう。
▲ダイワスカーレット
実績からの印。見えない疲れも心配だし距離延長がいいとも思えない。だけど外せない。
△フローテーション
900mの距離短縮は明らかにマイナスだが、4番手追走の理想的なメンバー構成。
前走、スローの逃げに持ち込めたのは落ち着きがある証拠。ルメール騎乗なら一発に期待したいところ。
×アサクサキングス
秋になってダスカとの差が開いたのは気になるが、右回りの長距離なら互角に走ってもいい。
アル共杯の比較でいけばアルナスラインが面白そうなのだが、
いかんせんG1実績が足りない。現時点ではOPハンデ勝ち馬だからね。
追記:
昨年のレース回顧で
「ダイワスカーレットはとらえられやすい位置にいた」とやたら繰り返しているようだが、
去年の評価は5番人気。
差し馬からすれば、ダスカを差しても後ろが怖い状況だったはず。
マツリダゴッホはダスカだけを狙ってうまく勝ったわけではないのだ。
・・・とは言え、この一年でグンと成長したダスカを侮るわけにはいかないが。
2008年12月26日