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2003年02月10日

(過去の日記)   [カテゴリ : Column001 ]

[うっかり通勤快速に乗ってしまった受験生が温情措置で降ろしてもらった]
というニュースが、いわゆる「ちょっといい話」的に紹介されていた。
殺伐とした話題が多い中にあってホっと一息つけるような、
そんな気持ちになったのは確かだ。
しかし、やはりこれはあってならないことだと思う。

最近地下鉄などでホームに駆け込み防止用のゲートが設けられているが、
あれを見るたびに、電車というもののありかたについて考えさせられる。
「危険だから」というのももちろんあるだろう。
しかしそれと同じくらい、「電車を遅らせないため」という意味があるのではないか。

私は鉄っちゃんではないので
通常、一両の電車にどれくらいの人間が乗れるのかわからないが、
仮に一両100人として十両で1000人だ。
駆け込み乗車でドアが開いてまた閉じるのに10秒を要するとした場合、
これだけで10000秒の時間が無駄にされたことになる。
10000秒といえば3時間近い。それだけの時間を無駄にさせておきながら、
ヘラヘラと「間に合ったねー」などと言っている連中を見ると腹が立って仕方ない。

今回は周囲の乗客もその受験生に協力しようとしてくれたらしいが
冷静に、感情抜きで考えるとそれもどうかと思う。
親切に「大丈夫?車掌さんに掛け合ってあげるからね」と声をかけるのは勝手だが、
その隣に座っている人はもしかしたら一刻一秒を争う状況にあるかもしれない。
生半可な親切心や正義感で大きなことをしようとするのは大変危険なことなのだ。

時刻表とは名ばかりになっているのんびりした鉄道も外国にはあると聞く。
日本人がそれでいいというのなら今回のことは微笑ましいばかりだが
もはやそういうわけにはいかないだろう。
今さらタクシーで通勤するというわけにもいかないという人が大半なはずだ。

・・・ま、痴漢もいれば逆に触ったと叫んで金を脅し取る女もいるのだから
本当に自己防衛の気持ちがある人は電車に乗らないのかもしれないがね。

投稿者 nakimi : 2003年02月10日 00:00

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