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2005年01月27日

大泉洋と小室哲哉   [カテゴリ : Column001 ]

ある掲示板で大泉洋についてどうのこうのとやっていた。
彼のドラマ出演を巡って意見が分かれているようだ。

議論の本筋についてはたいした興味はないが、
気になったのは「全国区のドラマに出たから素晴らしい」という意見が多いことだ。
確かに全国区のドラマに出るというのはたいしたものだ。
出してくれったって出してもらえるものではない。
・・・だが、それを手放しで誉めることに対して違和感を感じた。
それはまるで
「LAST SAMURAIに出たんだから渡辺謙はもうハリウッドスターだよね」
というのと同じくらいの違和感だ。

私は別に大泉氏を貶めようとしているわけではない。
ドラマも見ていないから彼が名優か大根かさえわからない。
ただ、なんでも手放しで誉めるファンの姿勢に疑問を抱いているだけだ。
遊狂倶楽部初期の音楽コラムで、ジャニーズの歌について
「格好いいと言うのは勝手だが、歌がうまいと誉めるのには無理がある」と指摘した。
それと同じことだ。
 どうでしょうが好きなのはいい。
 どうでしょうが好きだから舞台も見に行く、それもいい。
 CDも買う、大いに結構だ。
 映画が楽しみ? そうだろうそうだろう。
 ドラマも見る、か。ふむ、どんどん見ろ。録画もしろ。
ただ、
それらを全て素晴らしいと吹聴するのはむずがゆいからやめてほしいのだ。

20代から30代の方なら小室フィーバーを覚えておいでだろう。
TKプロデュースというだけでとりあえず注目株になり、最低でも数万枚は売れていた時期があったが
それと大泉現象はよく似ている。
大泉の仲間というだけで所属事務所のタレントが次々登用されていることなどまさしくこれに当てはまる。
ある同僚タレントはNHKのドラマに出演が決まったという。
・・・もちろん、チャンスを与えられたことで大化けする可能性もある。
だからこの現象を一概に否定するつもりはない。
だが、結局それでは、
「大泉洋スクラップブック」の1ページとしてしか評価されないことになってしまうのではないか。
大泉出演の歌番組を見て、ドラマを録画し、映画の半券を取っておく。
それと同じように扱われる本人の気持ちになったことがあるのか。


「内輪ウケ」が多い大泉氏の芸風は
外から見ると面白くもなんともないが、内に入ると仲間意識が強まるという特徴がある。
私も3年ほど前これにやられてハマったが、
生来の「正しい能力評価」を求めるクセが災いして付き合いきれなくなった。
ラジオのハガキ職人しかり、テレビのデータ放送しかり、
番組と意識を共有したいという考え自体は素晴らしいことだと思うのだが、
大泉氏がそれを求めていないというか、「客は客」と突き放した態度をとっているように見受けられる。
そこを無理矢理こじあけて、
「地方発の全国タレントになるんでしょ? うちらも昔から応援してたんだから連れてってよ」
とするのがファンのあるべき姿だとは思えないのだ。

心から彼の全国進出を望むなら一歩下がるべきではないか。
「私は昔から応援していた」などとアピールするファンはその足かせでしかない。
キムタクを応援するように一視聴者として応援してあげればいいではないか。

・・・もちろん、道民が「戻って来い」と言うのならこの限りではないのだが。

投稿者 nakimi : 2005年01月27日 18:22

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