« 芝山騎手の中央入りに思うこと | メイン | 深夜の馬鹿力「珍ポンコツ」を聞いて »

2005年02月26日

くたばりぞこないのババァ   [カテゴリ : Column001 ]

本文よりサイドバーの方が長くなってしまって焦っているわけではないが、本日二度目の投稿。
ここ24時間で三本目のコラムである。これでようやく月間本数も日数に追いついた。

先ほど整体院から自分のアパートに帰ってくると、路地のところでからまれてしまった。
・・・と、言っても、チーマーやなんかに襲われたわけではない。
近所に住むであろう腰の曲がったバァさんにすれ違いざま呼び止められたのだ。

このバァさん、
「アンタどこいくの」
「私はこれから買い物行って留守にするから誰のとこ行くのか言いなさい」

の繰り返し。
私が目の前のアパートを指差して「ここの住人ですよ」と何度繰り返しても聞き分けない。
どうやら、路地の突き当たりにある民家に用があって入ってきたと思われたらしいが
それにしたって目の前のアパートに気付かないのはおかしい。
駐輪場を抜けて向かいのマンションに入る人もいるのに、何をそんなに過剰反応しているのか。

と、言って、このバァさん、ボケているわけでもなさそうだ。
ただただこちらの言い分に耳を貸さない、思い込みの世界に生きているご様子。
人間観察にはもってこいの機会なのだが、残念ながら断念した。
寒風吹きすさび花粉舞い散る屋外で立ち話をしたくないというのもあるが、
それよりなによりこのババァの声のでかいこと。
しかも内容が「アンタどこいくの!」では、
近所の住人が押し込み強盗から老人を守ろうなんていう狂った正義感で割り込んで来かねない。
適当に相手をしてやり過ごすことにした。

折りしも都知事の「ババァ」発言に決着が着いたこの時期にこんな体験をするとはね。
「ババァは老害」という意見に一票投じたくなってきたよ。

毒蝮三太夫の
「ババァ」「このくたばりぞこない」という悪態はもはやお馴染みとなっているが、
私なりにこの「くたばりぞこない」について考えてみた。
「損なう」ということは、「本来くたばるべきなのにまだ生きている」ということだ。
ひどいことを言うと思われる諸兄もおられるだろうがまぁマチタマイ。
ではその「本来」とは何か。
戦争か。それとも年齢的なことか。
今回の話の流れからすれば間違いなく後者だろう。
つまり、「くたばりぞこない」とは、
『周りに及ぼす迷惑が加速するようになった老人を指す』
という解釈でよいのではないか。

歳を取ったら表舞台から身を引きなさいというのは世阿弥の風姿花伝だったろうか。
ただ、そこにはこうも書かれていたはずだ。
「老境に入れば演じられる目数は減るが、それもまた美しいものだ」と。
そういう美しい老人が姿を消し、醜い老人ばかりが老いさらばえる世の中だから
一国の都知事が「ババァ」発言などして悪者を演じねばならないのではないか。
そう考えると暗澹とした気持ちになってくるな。
どさくさで訴訟を起こして金を取ろうなんてのはまさにその代表格じゃないですか。
世論が後押ししてくれると思ったんだろうけど結果は老醜を晒しただけだったね。
うちの母はもうすぐ還暦だし、子宮の病気で私以降の子供が産めなかったけど
「女性蔑視だ」と叫んで旗振って金取ろうなんてことはしませんでしたよ。


・・・あ、別にわたしゃ石原シンパとかじゃないですよ。
どっちかって言うと、彼が総理の座を目指したら日本は危ないなと思ってる一人ですけどね。

投稿者 nakimi : 2005年02月26日 14:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.nakimi.com/mt/mt-tb.cgi/384

コメント

お名前とメールアドレスを入力してください

!!"Comment spam" and "Track back spam" are automatically excluded!!




保存しますか?