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2005年09月17日
ドラマ「凶笑面」を見て [カテゴリ : mystery ]
金曜エンタテイメント
「蓮丈那智フィールドファイル1・凶笑面近づく者は殺される!呪いの面が招く戦慄の連続殺人!
数百年の時を経て今明かされる伝説の祭に秘められた衝撃の真実!」
を、見た。・・・長ぇよ(笑
私はこの原作が大好きで、これまで十数人の人に本を貸したり薦めたりしてきた。
禍々しい表紙があまりに不評なので、女性に貸すときはカバーをかけたものだ(苦笑
それがドラマ化するというのだから期待と不安が入り乱れるのは当然のこと。
・・・
旧・遊狂倶楽部のプロフィール蘭では好きな作家の3番目に北森鴻の名前が挙がっていたのだから
心有る人なら「ドラマ化したからって調子のいいことを」などとは思わないはずだ。
・・・別に思われてもいいけど。
(ちなみに「狐闇」が一応の対になる作品なのだが、こちらはあまり好みではないので人にも薦めていない)
で、見た感想だが、まぁ、ドラマってこんなものだろうなというのが正直なところだ。
ミクニが凶笑面の存在を当然のものとして受け止めているのをはじめ、ストーリーの省略が目立った。
凶笑面一編で二時間なら十分すぎると思うのだが・・・余分なカットが多いのでは・・・
あと、オチが西村雅彦のコミカルな演技だろうなってのは開始10分で想像がついたし。
・・・と、不満は少なくなかったものの、
木村多江が蓮丈那智役にドンピシャだったのでつい引き込まれてしまった。
欲を言えばもう少し中性的で洋風の顔立ちで声が半オクターブほど低ければ完璧だったのだが、
ハマり役と言って差し支えないだろう。
もし、原作を逸脱してシリーズ化したとしてもついて行きたいくらいだね。まずあり得ないけど。
ミクニ役にはもう少しスマートな役者をあてがってほしかった気もしたが、
岡田義徳のミクニ役はダメダメっぷりのレベルが高かったのでよしとしよう。
要所要所でセリフをトチるのも味といえば味か。
しかし、蘇民将来伝説と事件のつながりを語るのになんの注釈も無いというのはいかがなものか。
「え?何の関係が?」と思う人だっているだろう。
これの原作か、あるいは高田崇史のQ.E.Dシリーズでも読んでいないと辛いものがあるのでは・・・。
CSの民俗学チャンネルか和製ミステリチャンネルで流すなら問題ないだろうけど。
あと、バスの中など、ところどころで音ズレがあったのはちょっといただけなかったかな。
こっちはいつも音ズレと闘ってるんだから
「うわっ!!肝心な時にまたしくじったか!?」ってビビるじゃないのさ(苦笑
-----追記-----
原作原作と書くと嫌味になりかねないのであえて述べなかったのだが、
原作では酔っ払いを一撃で撃退する蓮丈那智が犯人に追い詰められるシーンに違和感を覚えたのは私だけではなかったようだ。
(「オトリ」という言葉があったので、あえてあのように振る舞ったという見方もできるかなとか思ったりしたがやはり不自然だ)
「犯人が違う!」という指摘もあちこちで見られたけど・・・
あ、そういうのってしゃべっちゃっていいんだ(苦笑
知識自慢にならないよう抑制し、尚且つこれから録画/原作を見る人に配慮とかって、小賢しいだけなんですかね。
好きなこと書きゃよかったのか。
それから検索してわかったのだが、
蓮丈那智フィールドファイルに(2)が出てたんだね。帯には今回のドラマの宣伝が・・・
ちなみにこの(1)を連作と捉えて期待している人もいるようだが、
これは原題に忠実なだけであってドラマとして続くかどうかは知ったことじゃない。
なぜタイトルに数字がついているかというのは憶測でしか語ることができないが、
恐らくは、学者先生のファイリングをイメージし、ファイルのインデックス番号という体裁になっているのではないだろうか。
投稿者 nakimi : 2005年09月17日 05:00
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