« 花粉症と洗濯機 | メイン | 一夜明けて・・・ »

2008年04月21日

秘密基地回顧録   [カテゴリ : Radio ]

「日曜日の秘密基地」が終わって3週間。
昨年後半から最終回にかけての録音を聞き返す日々が続いている。
あと少しで二度目の最終回だ。

終わってしまうと番組の良い面ばかりが見えてしまうが、
今回はあえて大江健三郎氏のインタビューを抜き出してみたい。

理論的で繊細な物言いをされる大江氏に対して、必ず「いや、」で切り返す伊集院氏。
大江氏には一瞬の戸惑いが見られる。
当たり前だ。言ってみればメールの返信の一行目で必ず「いや、」と反論しているのと同じなのだから。

mixi等では「VIPルーム」閉鎖を惜しむ声と同時に、
「伊集院ほど相手の言葉を引き出せるインタビュアーはいない」などと褒める人もいたようだが、
やはり私は彼のことをインタビュー下手だと思う。

問題文を読み上げると必ず語尾を半笑いにする竹内アナもいかがなものかと。
彼女のファンは「明るい香苗ちゃん」の雰囲気を楽しめるかもしれないが、
純粋に情報に触れようとするリスナーにとっては邪魔なだけだ。

この回で一番疑問に感じたのが大江氏と母君とのエピソードに対して
「この話を単純に聞く人は『冷たい人だ』と思うかもしれない」と、伊集院氏が前置きしたところ。
これって、伊集院氏がよく言う「失礼なファンレター論」とかぶっている気がする。
 ・「私の周りの人は『伊集院なんて』と言いますが、私は伊集院さんが大好きです」
 ・「↑この前半部分を書くことによって俺に何を伝えたいんだ?!」
というアレだ。
いらないじゃん、と。
大江氏の母君のエピソードがただ冷たいだけのものではないことなど、誰にでもわかる。
なのにそれを理解できない「悪者」を作ることで「僕はわかってますよ」と言う。
ファンレターの前文とそっくりだ。
・・・
私は別にそれが絶対に許せないという考え方ではないので
架空の悪者を一時的に作り出すことで話を盛り上げるテクニックはあってもいいとは思うが、
考え方が一貫していないのは見苦しく思える。

この回についてネットでは、
「下尾マネージャーがなぎら健壱氏から対談の申し入れをにべもなく断った」
という部分ばかりが取りざたされているが、違う部分もきちんと見ていくべきではないかなと。
伊集院寄りの意見ばかりでは、
彼が居心地のいい秘密基地を整理してまで
ラジオパーソナリティとして一皮剥けようとした意味がなくなってしまうからね。

投稿者 nakimi : 2008年04月21日 18:18

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.nakimi.com/mt/mt-tb.cgi/1289

コメント

お名前とメールアドレスを入力してください

!!"Comment spam" and "Track back spam" are automatically excluded!!




保存しますか?