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2008年07月14日

将太の寿司   [カテゴリ : diary004 ]

「読み返してみました」第三段は『将太の寿司』

実はしっかり読んだことがあるのは全国大会編だけで、東京大会は飛び飛びだった。
今回はこれをしっかり埋めようというわけだ。

さすが寺沢大介作品と言うべきか、善い者と悪い者がくっきりわかれている。
ミスター味っ子と違うのは、悪役が改心するまで時間がかかるという点。
それでも最後にはほぼ全員が将太の頑張りに胸を打たれて心を入れ替える。
この辺はキン肉マンの最後に仲間が蘇るのと似ているかもしれない。
個別のエピソードが重すぎて、新人大会とは思えない迫力になっているのも印象的だ。

しかし最大のライバル佐治の変わりっぷりはすごかった。
最初の頃は後輩いじめのキャラだったのに、最終的には鳳寿司の親方になっちゃうんだもんね。
キャリア8年(?)で老舗の親方って、すごすぎないか(苦笑


ところで最近の寺沢作品と言えばなんといっても『喰いタン』だ。

前後のつながりはあるものの、ほぼ読み切り作品なので後腐れなく、スカっと楽しめる。
食に関するウンチクも『味っ子』の頃に比べればかなり確かなものになっている。
#芋煮会が山形発祥と言い切るなど、ウンチクに不満な点も無いでは無いが。

少年料理人物語だと、その少年の成長がテーマになる。
経験を積んでどんどん上達していくのを見るのは小気味いいが、
成長するということは、同時に背負う物が増えていくということでもある。
「あいつのぶんも」「あいつの家族のぶんも」と、荷物を増やしていけば話に厚みは出るが、
読み手にとっては重荷になることもある。
そう考えると、『喰いタン』の連載が優先されて『味っ子Ⅱ』が後回しにされがちな理由もよくわかる。
味っ子だと、愉快な話を読んでいてもいつ苦境に立たされるのだろうと思うと気が重くなるからね。
バックボーンがありすぎるというのも考えものだ。

投稿者 nakimi : 2008年07月14日 00:41

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