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2009年02月18日

ファンクラブの王様   [カテゴリ : Column004 , MUSIC ]

mixiのとあるコミュニティで、ユーザーと管理人の意見が衝突し、
一部ユーザーがそのコミュニティから退会させられる、という騒ぎがあったらしい。

そのコミュニティというのは、中国出身の女性歌手"a"についてのもの。
まだ新人だが、その伸びのある歌唱力で、世界的な映画の主題歌歌手に抜擢されたほどだ。

この"a"
自分がチベット民族であることに誇りを持っていて、
作詞した歌の中にチベットの言葉を織り込んだりもしている。
コミュニティを退会させられたユーザーはその歌詞に興味を持ち、内容について語り合おうとしたらしいのだが、
それが管理人の気に食わなかったようだ。
チベットチベット言われるとどうしてもチベット暴動が思い出されるため、
そのような発言を控えてもらいたいという考えもあったのだろう。
しかし、強制退会は暴挙である。


10年以上前になるが、音楽専科の中で、
 ファンがやたらとうんちく語りをしたがるのは
 ファンクラブの会員番号001が手に入らないかわりに、
 「知っている」ということをステータス化して自分の地位を高めようとしているのではないか。

と、指摘したことがある。
<1998年10月26日「バンドの歴史」
しかしmixiでは、比較的容易に一番になることができる。
それが「コミュニティの管理人」という立場だ。

私は今まで、
mixi芸能コミュニティにおける「管理人」というのは、
「mixi内でファンクラブの001番を手に入れた人間」だと思っていた。
多少鼻のきく音楽通なら、人より先にコミュニティを立ち上げて"001番"をゲットできる。

しかし実際はそうではなかった。
気に食わない相手を自由に追い出し、自分に従うものだけをファンと認める。
言わば「ファンクラブの王様」だったのだ。

これは実に恐ろしいことである。
アーティスト本人からしてみれば、
自分の名前を使って権力を振りかざしている人間がいるということになる。
宣伝になるどころかマイナスしかもたらさない。


今回のケースは警告も無くいつの間にか退会させられたらしい。
「再三の警告を無視して暴言を吐いた」というなら管理人の裁量で構わないが、
状況判断のみに頼った一方的な強制退会はmixi本部にジャッジを委ねるべきではないだろうか。
なんとも後味の悪い話だ。
#しかも、やりとりのあったトピックは管理人によって削除されてしまったらしい。
#もし自分の意見に自信のある管理人なら、"正義を行使した証拠"として残すような気がするが・・・


mixiのあり方、コミュニティのあり方、ファンのあり方、
様々なことを考えさせられた一件だった。


投稿者 nakimi : 2009年02月18日 22:41

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