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2009年06月17日
境目は紹介状? [カテゴリ : Column005 ]
私の知人が、そのまたさらに知人のガン治療のため奔走している。
なんでも最初は日大病院に担ぎ込まれたらしいのだが、
治療費は高額なのにまったく要領を得ないため、東大病院への紹介状を書いてもらった。
ここまではよくある話だが、問題なのは東大病院の混み具合。
さすが日本一の権威だけあって、1日に4000人もの患者さんが訪れるのだそうだ。
紹介状を持っていっても診察までが2ヶ月待ち。
仕方が無いので抗がん剤をもらいに日大病院に行くと、
「そんなの東大さんの問題でしょ。紹介状を書いたのだから、もうあなたは私の患者ではありません」
と、門前払いされてしまったらしい。
もちろん、自分の患者ではない人間に薬を処方したとなれば
薬事法やら医師法やらに引っかかるのだろうから、この医者の行為は間違っていないはずだ。
・・・しかし、患者であるかどうかの境い目が紹介状一枚というのはちょっと残念な話。
ついさっきまで聴診器をあてていた相手がもう他人ですか、と言いたくもなる。
それにこの医者、「もう私の患者ではない」と言っているくせに、
抗がん剤をもらいに行った私の知人に対して
やれ「あの時は言うことを聞かなかった」だの、
やれ「付き添いがもっと早く来るべき」だの、と、文句を投げつけたのだとか。
「患者ではなく元患者」なのに、ずいぶんと横柄な態度を取るんだね。
「アナタとワタシはもう他人」なら、せめてそこは礼をもって接するべきでしょう。
ちなみに抗がん剤は東大病院の先生が紹介状の内容を判断し、
機転を利かせて診察前に処方してくれたとのこと。
薬を出してくれたからいいセンセ、と、単純に持ち上げるわけにはいかないけれど、
4000人待ちの病院が柔軟な対応をしているというのには驚いた。
投稿者 nakimi : 2009年06月17日 18:27
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