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2009年07月03日

「○○するチカラ」というもの   [カテゴリ : Column005 ]

先日紹介したDSソフト「八つ墓村」の中に「虫食い算」というミニゲームがある。
穴の開いた計算式を見て、その穴を埋めていくというちょっとしたパズルだ。

私は残念ながら理系の頭脳を持ち合わせていないので、
たとえばこんな式を見たとき、「こんなん、なんでもアリじゃん」と、思考停止しかけてしまう。

*0080
80*0
-8*8
------------
*0**

計算能力に長けた人からすれば
「なんでそこで諦めるの?意味わかんない。答えは見えてるじゃん」
と、感じるはずだ。
しかし私にとっては難問だ。特に相互関係にある黄色いマスを理解するのに時間を要した。


これって何かに似ているなぁ、と、思ったら、アレだ。
「議論なんか無駄」説。

なにかにつけて「議論なんか無駄」「そんなのはただの言葉遊びだ」と、言いたがる人がいる。

はじめのうちは、
自分にとって不利な状況を、そういった"便利な言葉"で切り抜けようとしているのだと思った。
少なくとも目の前の議論がストップすることで得をする人は確実に存在するわけだからね。

・・・でも違った。
その人にはなんの悪意も無く、本気で議論なんか無駄だと信じ込んでいる。
私にはその意味がわからなかった。

しかし今回、虫食い算を目の前に立ち止まる自分の姿を省みて、
「ああ、こういうことなのか」と理解することができた。
つまり、議論するための思考というものがスッポリと抜け落ちているから、
その人にとっては無駄にしか思えないのだ。


私が先ほどの計算を投げ出さずに済んだのは
それが「問題」であり「式」があったからだ。
計算問題の形状を取っているのだから、必ず答えはある。
その思いがあるから、最悪でも一つずつ数字を入れていけば答えに辿り着ける。

しかし、議論の有用性を問う場面には決まった形状が無い。
だから理解できない人にとっては捨て置く対象となってしまうのだろう。
何か一つでも「そこで諦めるな!」と言ってくれる指標があればいいんだけどね。

投稿者 nakimi : 2009年07月03日 22:22

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